2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
前回オープンソースで公開されてるミクロコスモスの解けるdf-pnの実装がないとか書いちゃったけど、あった。ごめんなさい。 GPS将棋についてた。しかも完璧な実装。(東大の金子先生がほぼ一人で書いたらしい。たぶんdf-pnのバリエーションも実装されてて、…
明らかな不詰めを詰みと言い張って不正な手順を出力しますね。 後手玉裸玉で先手持ち駒金一枚のみで詰みと言い張ります。 原因 駒打ちのときここで手駒を減らす処理をしています。 以前はMATE_ENGINEではEVAL_MATERIALをdefineしてそれがUSE_FV_VARをdefine…
ミクロコスモスという詰将棋の作品がある。橋本孝治氏により1986年に発表された、史上最長の1525手詰めの詰将棋である。*1 コンピュータ将棋黎明期では、まともに指し将棋の指せるプログラムよりも詰将棋を解くプログラムのほうがずっと先に実用化されたと言…
今回は技術寄りの話。 注:この記事はコンピュータ将棋非開発者によって書かれたものであり、技術的な情報に関して誤りが含まれている可能性があります。指摘等、コメントでお待ちしております。 芝浦工業大学の学生、教員らによって開発されている「芝浦将…
今回はゆるふわな記事なので常体で。 コンピュータ将棋の大会には、公開されているコンピュータ将棋ソフトのソースコードを一定の条件の下で利用して良いという制度がある。 大部分の開発者はオープンソースの将棋ソフトに自分の改良のアイディアを上乗せし…
前回はあまりにもなソフトを紹介してしまったので、今回は少し真面目にコンピュータ将棋の歴史を語りつつ、その歴史上大きな意義を持つソフトの一つでありながら、あまり表舞台で語られることのなかった*1将棋ソフト「うさぴょん」にスポットライトを当てて…
記念すべき将棋ソフト紹介の第一回です! 果たして、この連載で最初に紹介するソフトは何でしょうか。 Bonanza?Ponanza?GPS将棋?それともやねうら王? ディープな将棋ファンなら、どれもどこかで名前を聞いたことのある(ひょっとしたら対局したことがあ…
初めまして。 突然ですが、みなさまは「観る将」という言葉をご存知でしょうか。 観る将というのは、将棋を指さないけれど将棋の観戦はするというファンのことです。 近年のAI技術の発達の一つの極致として、2017年、Ponanzaが佐藤名人(当時)を破り、2016…